コーチングでは目標設定を大事にします。けれども私は長い間、目標を決めるのがキライでした。なぜなら・・・
「学校時代の夏休みの宿題すら、計画通りに行ったためしがない」
からです。このような挫折の経験が重なり、自信がなくなって、目標がすっかりキライになっていました。
ところが。
コーチングを学んで、目標設定にはコツがあるらしい、ということがわかってきました。
そのひとつが、
「目標は自分で設定する」
です。
それを私の体験を材料にしてお話ししてみますね。
目標は自分で設定する
夏休みの宿題でいうと、
「8月末までに宿題を完成する」のは
「先生がそう言うから」なのでありました。
自分のためじゃなく、先生のため、なんですね。
30歳を超えて、はじめて、勉強で目標を達成した、実感したことがあります。
それは、ある英語の通信教育でした。
それまで、通信教育は続いたためしがありませんでした。
2年間、アメリカで生活することが決まり、英語をなんとかしなければ、ということになりました。
せっかくの機会だから、現地の人と交流して、楽しみたい、と思いました。
子育て中で時間が少ない中、できることはどんなことだろう、といろいろ調べたところ、「1日20分!でOK」という通信教育があり、これをやってみました。
すると、ナントいい感じで最後までやりとげることができたのです!そのときの「イイ気分」をいまだに覚えています。
この違いはナンダ?!というわけで、
夏休みの宿題との違いを表にしてみました。
英語の通信教育 | 夏休みの宿題 | |
誰が決めた目標か? | 自分 | 先生 |
つまり、人のモチベーションがあがり、ヤル気が維持できて、達成につながるのは・・・
目標を自分で決めたとき
なんだな、とあらためて思いました。
それ以降、目標は自分で決めることが多くなりました。今でも大きな目標は、壁に貼ってあります。
実際は自分で決めていない人も多い
ところで、意外かもしれませんが、自分で目標を決めていない人って多いです。
他人が決めた目標ばかりに対して、努力している方も多いのではないでしょうか?そんなときは、数時間で達成できるものでいいので、ささやかな「自分の目標」を決めて、やってみてください。きっと気分が違うはずです。
保護者の方で「私の教育方針は『自分で決めて行動できる人』に育てることです」とおっしゃっていても、実際には、親が目標を決めているケースも多いです。もし、あなたのお子さんが、目標に対して消極的なら、それは本人が決めた目標かどうか、もう一度確認してみてください。
まとめ
目標は自分で決めるのがうまくいくコツです。
もし、目標を設定してみたものの、モチベーションがあがらない、ヤル気が続かない、という場合は一度、自分自身にたずねてみてください。
それは、本当にあなたが決めた目標ですか?