最近、仏教が見直され、法事だけでない仏教も紹介されるようになりました
マインドフルネスもずいぶん知られてきたし
マインドフルネスと仏教のルーツが同じ、ということもだいぶメジャーになってきたね
そやけど、仏教って昔から日本にあったのに、今さらなんでこんなに注目されるの?
それやねんけどな。きっとシリコンバレーを通ってきたからやと私は思うねん。
私は新しい物が好きです。新しいと言われるとついつい見てみたくなる方です。あなたはいかがでしょうか?なので、グーグルがマインドフルネスの研修が公開した、と聞くと、すぐにサンフランシスコまで行きましたし、最近のマイブーム、原始仏典好きも、新しい物好きの流れががまわりまわって2500年前に戻ってしまった感じです。
原始仏典がどのように世界をめぐり、シリコンバレーを経由して日本に入ってきたのか
なぜ、今さら原始仏典が注目されているのか
原始仏典について、わかりやすい本は何か
仏教は日本ではずっとなじみのものでした。気づけば、身の回りにあるものでした。
でも、ヨーロッパや、アメリカでは
「新しいもの」だったのです。
ヨーロッパでは、小説家のヘルマン・ヘッセや、心理学者のユングが
「仏教、すごーい」
「仏教、新しーい」
と、驚き
1960年代、70年代のアメリカでは、特に西海岸で
「ヘーイ!仏教、カッコいいゼ!」
となって、若い人たちが、ペーパーバックで気軽に原始仏典を読むような雰囲気があったのです。
実はその流れが、コーチングに取り入れられたり、さらにはシリコンバレーのエンジニアにも引き継がれ、マインドフルネス・プログラムになった、という流れがあったようです。
アメリカで語られる仏教は、とてもシンプルでカジュアルで、日本の仏教に馴染んだ私には、ほとんど衝撃でした。
「これがほんとにあの仏教なのか?」
という感じです。
そこで語られる仏教の多くが、原始仏典を元にしたものでした。
たとえば、グーグルでマインドフルネスの感情知性(EQ)の研修を作ったメンさんは、原始仏典をベースにしてこんな本を書いています。
日本は歴史的な経緯もあり、長らく原始仏典は知られていませんでした。原始仏典が一般の人に紹介されたのは、大正時代になってからです。それでもなかなか読みやすいとは言えませんでした。
それが、欧米人の目を通すと驚くほどわかりやすくなりました。そのような、欧米人とも深い交流のあった方が書いた本は、とてもわかりやすくなる、と感じています。
原始仏典の紹介本といえば、この本は必読です。
中村元著の本は、1990年ごろに書かれたので、昭和の雰囲気があります。その意味で合わない方もあるかもしれません。その点、もっと現代風に紹介された本としては、こちらがあります。
仏教思想の原点はここだよ〜という紹介本です。この本は面白いですが、ちょっと難しい漢字が多いです。とはいえ、飛ばし読みをしても十分理解できますし、面白いです。
さらに、仏教における女性の地位に関心がある方にはこちらの本が一番のオススメです。この本は見かけは難しそうですが、実はとても読みやすいです。
ものの価値や良さというのは、一度、外に出て、広い世界の文化の水をくぐることで、より伝わりやすくなるのかもしれません。紹介した本の著者たちも、海外との交流があった人たちです。
こんな流れで、2500年前の原始仏典が、シリコンバレーを経て、日本で新しい命を得たのだと思います。
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