マインドフルネスは「余裕」をつくる道具
あなたなら、マインドフルネスという道具を何に使いたいですか?
たとえば「人の役に立ちたい」と思っている方は多いと思います。
しかし、現実には、毎日が忙しく、人間関係が厳しく、心身ともに疲れていて、そんな余裕を失っている・・・そんなケースも多いのではないでしょうか?
「人の役に立つ」のは、まず、自分自身を整えて、余裕を持ってからだと、私は思います。
マインドフルネスは、その「余裕」を作り出すのに有効な道具です。
マインドフルな状態は、余裕がある状態
マインドフルネスによって、自分がマインドフルな状態になると、脳がもともと持つ能力を発揮できるらしいのです。
マインドフルな状態とは、余裕のある状態とも言えます。
余裕があると、
心身共に楽になります。
生産性が上がります。
人に優しくできます。だからチームワークがよくなります。
マインドフルな状態は、脳の状態と関係しています。人間の脳は、何歳になっても変化し続けることがわかっています(私が知っている最高齢は90歳台です)。
つまりマインドフルネス・トレーニングによって、マインドフルな状態を、さらに深めることができるということなのです。
すると
もっと余裕が生まれて
もっと心身の状態がよくなり、
もっと生産性があがって
もっと人に優しくできて、もっとチームワークがよくなります。
以上は、すべて科学的エビデンスがあります。
科学は「あなたにもできる」と言ってくれる
科学のいいところは、「あなたにもできる」言ってくれることです。それを、科学の言葉で語るので、特定の宗教に属する必要はありません。マインドフルネスの効果は神様・仏様を信じていなくても可能なのです。
ですが、科学の言葉では「空」や「Oneness」の概念は今のところ扱えない、という限界もあります。科学で表現できることが全てではないことも、意識しないといけない、と思っています。
マインドフル・リーダーシップ・トレーニングを実践した人からは、モチベーションや創造力が上がったという報告もいくつもあるそうですが、これは、科学の立場からはさらに研究が待たれる分野だそうです。(ちょっと厳密になってみました)
さて、あなたなら、マインドフルネスという道具を何に使いますか?
参考:
Darren J. Good et al. 2015 Contemplating Mindfulness at Work
An Integrative Review, Journal of Management November 19, 2015
Daniel J. Siegel : MINDSIGHT