ここでは、自分だけのオリジナル(作品とか、セミナーとか、本とか、およそ人の手で作り出せるものは何でも)を作りたい人、または、自分の居場所をつくりたい人へのヒントを書きます。
自分の居場所をつくる、ってなんだか変な表現かもしれませんが、私は、自分の居場所は「見つける」より「つくる」という気持ちでいた方がうまくいくのでは、と思っているんです。
それで、この「自分だけのオリジナル」「自分の居場所」をつくるヒントを、世界的』振付家、ベルギーの「シェルカウイさん」の仕事を通じて、ご紹介したいと思っています。
なぜ「シェルカウイさん」か、というと、
1)複雑な家庭で育ち、周囲に馴染めなかった子供時代
2)加えて、シェルカウイさん自身がとても繊細で居場所を見つけるのにとても苦労した
3)自分の居場所を発見してからは、それを土台に成長を始め、今やコンテンポラリーダンスの振り付け家として、世界中で引っ張りだこの活躍中。
いかがでしょうか?なかなか、魅力的なモデルだと思いませんか?
まず、自分が呼吸できる場所を見つけよ
なんだ、結局最初は「つくる」んじゃなくて「見つける」のか、と突っ込まれそうですが、、、やはり、最初は「体験することが重要」なのだと思います。
シェルカウイさんは、生まれて初めて舞台に上がったとき「ここなら呼吸できる」と思ったそうです。
「ダンスによって、自分は生き返った」とさえ言っています。
ここで、ちょっと思い出してください。
あなたが楽に呼吸できるのは、どこですか?
次は、呼吸を合わせる
何かをつくったことのある人は、思い当たると思うのですが、人は一人では創作活動はできません。
かならず、インスピレーションの元になる、相手(人とは限らないかも知れません)があるものです。
つくりたいものが「居場所」なら、余計にそうですね。そこには、かならず他の人たちがいるのです。
そんな環境で、自分だけのオリジナルをつくりたい、自分の居場所をつくりたい、という人が次にすることは2つあります。
相手と合意をとる
最初にすることは、自分が何をつくりたいのか、相手と合意をとることです。
あなたは、いわゆる「言いだしっぺ」なのですから、何をつくりたいのかの「ビジョン」や、何を大切にしたいのかという「軸」を提示する必要があります。
そこから合意に向けての話し合いが始まります。
シェルカウイさんは、こんな意味のことを言っていました。
「私はダンスによって、救われた。だから今度はダンスによって世界を救いたいんだ」
そこに集まったメンバーは「わかった、じゃあ、やってみよう」ということで、新しい作品を生み出すプロセスが始まったのです。
相手と呼吸を合わせる
合意が取れたら、創作のプロセスが始まります。
シェルカウイさんの創作では、メンバーは、世界中の多様な文化、多様な考え方を持った人たちから成り立っていました。
ダンスはリズムが命です。リズムは呼吸です。ここが合わなければ、どうしたって合わないのですが、これだけ多様な文化背景をもつ人があつまると、なかなか合わない場面もでてくるのです。
手放すことを恐れない
呼吸が合わないことがあると、ケンカになり、創作のプロセスは進まず、振付家のシェルカウイさんとしては、「なんとかしたく」なります。
しかし、シェルカウイさんは
いきづまったとき、実際はどうしているのか。
「ぼくは、植物が好きで、植物から学んでいる」
「恐いけれども、創作には、手放すことも必要だ。植物は、一度捨てて初めて成長できるってことだ」
まとめ
シェルカウイさんのストーリーから私が学んだことは、何かをつくりたいなら、それが、作品でも、居場所でも
1)まず自分が楽に呼吸できる場所を見つける
2)次は、相手の呼吸に意識を向ける
3)一度手放すことを恐れない
だということでした。
参考にしたビデオ
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