思いがけなくワイン作りを手伝わせてもらいました。絞れば絞るほどよい味になってきました。ブドウの種類、育つ土地によって作り方も微妙に変化するらしいです。
趣味で20年以上ワインを作るマシューさんはエンジニアです。けれども
「ワイン作りは研究の対象にならない、なぜなら理論化できないから」
といいます。そして、目の前のブドウの状態に合わせてどんどんやり方を変えていきます。
「相手に合わせる」…コーチングと同じです。
そのときの様子をちょっとだけご紹介します。(なおアメリカでは個人で楽しむ分にはワインを作っても法律にひっかかりませんので念のため)
場所はサンフランシスコから程近い、マシューさんと君子さんの別荘。アットホームなセミナーやリトリートが開催できる、素敵なお家です!
庭に、ピノ・ノワール(ブドウの種類)の畑があります。収穫後にもまだ少し成っていました。爽やかな甘さです。
収穫後、枝をとり、実をつぶして、酵母を入れ、温度管理すること一週間。いい具合に発酵しました。これを絞るとワインになります。
うまく発酵したかどうかは、このゲージを使うと分かります。「糖分がアルコール分に変わると比重が変わる」という法則を使っています。このあたりは、とっても科学的ですね。
こし器を使って、ワインの液体をこし出します。ワイン作りで一番楽しい瞬間です。最初に出てくるのはピンク色でフルーティーで軽いワイン。いわゆる一番絞りです。私は飲めないのですがちょっとだけなめてみました。
この家のマシューさんと君子さん。
一番絞りのあとは、水圧のコンプレッサーを動かして、2度3度と絞っていきます。だんだんと、色が濃くなり、ビターで深みのある味になります。(基本、私は飲めないのですが、なめるぐらいならO.K. )
結局、全部でボトルにして約150本!!ぐらいのワインができました。一番絞りかそうでないかによって違うボトルに入れてあります。もう少し後で、バランス良くブレンドするのだそう。
さらに、さまざま工程を経て2年後には美味しいワインの出来上がり🎵となります。
作業のあと、2年前に作ったというワインを少しいただきました。角のないまろやかな味で、美味しくいただきました。
いくら飲めないといっても、一口ぐらいは試さないと後悔すると思い、私としてはずいぶん飲んだ1日になりました。
まとめ
飲めなくてもワインを楽しむことはできます。同じように自分には出来ないことでも、それを楽しんでいる人と一緒なら楽しむことができます。コーチングでも、クライアントが楽しんでいることを共に楽しめるという役得があります。