盧山寺

マインドフルネスだけで悟れるか

「マインドフルネスだけで悟れるか」という疑問が聞こえてくることがありました。

私が聞かれているわけでもないのに、勝手に答えてみます。

まず、言葉の定義からいきます。

「悟り」・・・苦しみを滅すること。私の定義では、自分と世界、また自分の世界との関係について、究極の智慧が身につき、さまざまな思い込みから自由になっていること、です。

「マインドフルネス」・・・パーリ語でいう、サティのこと。日本語では「正念」という。私の定義では、判断をよこに置いて、気づいていること、です。サティは、仏典でいうと、悟りにつながる「8つの実践=八正道」のうちの一つ。

2000年以上前に編纂された仏典を、現代にどう活用するか問題は、ここでは置いておきます。

「マインドフルネスだけで悟れるか」という質問に対する私の答えは、「悟れない」です。なぜなら、マインドフルネスは悟るための8つの実践のうちの1つにすぎないからです。でも、自分の体験を振り返ってみると、マインドフルネスの実践は、頭で考えることをメインに生きてた人にとっては特に、新鮮な視点をもたらしてくれるものだと思っています。

アメリカでは賞賛すべきあり方なのか?日米で異なる「老婆心」の意味

「老婆心」はアメリカでは、賞賛すべきあり方なのか?

私はアメリカ人講師のセミナーに参加することがあります。あるセミナーで

「「老婆心」は人として素晴らしいあり方である」

というコメント聞き、私は不思議に感じました。しかもこのコメントは1度だけではないのです。それもわざわざ「Rouba-shin」と日本語も紹介したりで、私は驚きました

日本語では「老婆心ながら〜」とおばあちゃんが余計な心配をしてすみませんね、という謙譲語として使うイメージはありませんか?少なくとも私はそう思っていたので、なんとなく違和感がありました。

日本での老婆心の意味


広辞苑では、老婆心とは「年とった女の親切心がすぎて不必要なまでに世話を焼くこと。必要以上な親切心。主として自分の忠告などをへりくだっていう語」と説明されています。つまり、必要以上に世話を焼こうとする心、おせっかいな心を、へりくだった形で表現することをいいます。

老婆心の語源

老婆心の語源は、どうやら鎌倉時代の禅僧、道元の言葉にあるようです。道元は、老婆心を老心ともいい、親が子を思うような心、という説明をしています。これは『典座教訓』という修行の心得の最後の方で書いています。道元には優秀な弟子が二人いましたが、そのうち一人に、どうしても「インか」を出しませんでした。その理由を尋ねると、道元は「彼は優秀だが、老婆心が足りないからだ」と答えたといいます。老婆心とは、道元が開いた曹洞宗では「相手のことを思い、一つ一つの事を心を込めて大切に行うこと」という意味だと言っています。

そういえば、アメリカで研修を受けたときの研修講師は、お二人とも、道元の禅の修行をした先生でした。だから「老婆心」という言葉をもともとの意味で紹介されたのでしょう。

ボディフルネス

ボディフルネスとは「身体感覚」を大事にする、ということだ。ヴィパッサナー瞑想と言われたり、英語では「ボディ・スキャン」と言われたりする。私の体験からいって、身体感覚に意識をむける実践の価値は計り知れない、と思う。

マインドフルネスが、具体的にどういう実践を指すと考えられているのか、世間的にはそれぞれだろう。私は、マインドフルネスに出会ったことで、ヴィパッサナー瞑想、ボディ・スキャンやソマティック・エクスペリエンスなどの身体へのアプローチに出会った。私にとって、この出会いの価値は、計り知れない。

「なかなか伝わらないこと」と、どう向き合うか

世の中は、なかなか伝わらないことで満ち満ちている。本日、ラスキー博士の読書会でもその話題が出た。

何が障害で伝わらないのだろうか?

まず、それぞれの気質の違いがある。それから、発達段階の違いがある。

前提として、誰もが自分を無自覚にスタンダードだと思い、その無自覚なスターンダードを形成している「フィルター」を通して、判断したり、反応したりのが人間だ、ということがあるだろう。

写真について 源氏庭@廬山寺

紫式部の家があったと言われる場所に
現在は廬山寺があります。


ここは、鴨川からは近いですが、
平安時代の京都御所からは、遠く離れています。


廬山寺は、特定の宗派に属さず
四宗兼学(ししゅうけんがく)つまり、
天台・真言・禅・浄土の
4つの宗派について学べる
学びのためのお寺だったそうです。


宗教学マニアの私には
興味深いことしきりです。

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高橋左

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