20.日記:12 月は、忘年会ではなく、お祝いの月にしたい

12 月は、忘年会ではなく、お祝いの月にしたい

12月のゆううつから脱出する

12月はなんとなく憂鬱である。その理由と対策がわかったので、そのことを書いておきたい。

12月に入って、巷でよく聞かれる会話は「1年が経つのは早いね〜」「何もしてないのに、あっという間に終わってしまったわ〜」である。今日もそんな会話を聞いた。

ちょっと待った、である。その言葉を無自覚に鵜呑みにしてよいのか?鵜呑みにしてしまうから、自分は本当に「今年1年、何もしなかった人」として認識されてしまうのである。これが、12月が憂鬱になる理由のひとつ、である。

そもそも、「今年一年、何もしていない」などというのは、事実ではないだろう。本当に自分は何もしていないのか?自分の胸にてを当てて、よ〜く思い出してみよう。

まず、1月から3月である。何をしたか?ごく小さなものでよいのである。

次に、4月から6月、何をしたか?ごく小さなものでよい。

さらに、7月から9月に、何をしたか? ごく小さなものでよい。

最後は、10月から12月である。何をしたか、そしてしているか。

参考までに、私の場合を書いてみる。

まず、1月から3月である。何をしたか?ごく小さなものでよいのである。私の場合、「テクノロジー哲学」「批判的実在論」「思弁的実在論」と格闘した。そして、和算(日本の数学)についてのセミナー、それから、セルフコーチングの動画コース(全38本)を作った

それから、4月から6月。まずは、関わっているコーチング・スクールが新しい国際標準を満たすための認定申請を通した。これは3年越しである。世界のコーチング・スクールのディレクターと触れ合う機会でもあった。ICFの「核」である、コアコンピテンシーと倫理規定の講座(全8回)をICFのアンバサダーとしてスタートした。これも新しいチャレンジであった。

7月から9月。ちょっと趣を変えて「言霊学」を学んだ。空海の業績を知ったり、西田幾多郎哲学博物館を訪れ、西田幾多郎にふれる機会となった。その後はセルフコーチングの学習者に向けて、サポートメルマガのセットを作成。「サイケデリクス学」もすこし学ぶ。この領域は広い。ラスキー博士の著書を読む読書会に定期的に参加する。とても有意義な復習の機会になっている。少し涼しくなってから、ずっと行ってみたかった比叡山の横川を訪ねる。

10月から12月。 ここ数年の学びの集大成として、EQを入り口とした、自己探究ゼミの構想を練り始める。

今年の特徴はアウトプットを増やしたこと。アウトプットのメリットとアウトプットのコツ

今年一年の特徴は、アウトプットの量を増やしたことだ。インプットはいつも心がけているが、これまでアウトプットが少なかった。このアウトプットの多さは、学びの質を高めることを強く実感した。自分自身についても、そう感じたし、セミナーの参加者でも、アウトプットした人の学びが多いことが強く伝わってきた。

大量のアウトプットのコツは、完璧を求めないこと。いつも「これは習作」と思うこと。「とりあえず、さしあたり」と思うこと。いつもノートを持っていて、何かが内側から生まれてきたら、すかさず書き留めること。

インプットも工夫した。私は本を読むのは好きだが、残念なことに読む時間が取れない。なので、音声で聞くことにしている。家事をしているときに音声で聞く。動画も音声で聞く。本はキンドルの読み上げ機能を使う。Audibleは大歓迎だが、なかなかこれと思う本がAudibleになっていない。

私の知人で、忙しい時間の合間をぬって、大量の学習する人がいる。その人は、朝のウォーキング中に耳で講義を聞くそうだ。

このような耳からの学習のコツも、完璧に理解しようとしないことである。ただし、何回も聞く。そして、インプットしたものを自分の内側で少し熟成させ、アウトプットする。これの繰り返しで、かなりの学びが身に付く。いわば音の流れに身を任せるような学び方だが、このやり方は人を選ぶのか、わりと誰でもできることなのか、興味がある。

「何をしたか」だけではなく「自分自身について何を新しく学んだか」も等しく大事

さきほど、「1月から12月まで、何をしたか」についてリストアップした。

本当は「何をしたか」と同じぐらい、大事なことがある。それは「この1年、自分自身についての新しい気づき・学びは何だったか?」である。

これは、「1月から12月に分けて」振り返るのではなく、「1年間全体をまるっと」振り返るほうがうまくいくかもしれない。

私の場合は、今年、心がけたことがある。それは、迷ったときの判断として「誘いには、乗る」ことにした、というものである。つまり、自分の判断基準を変えたのだ。「誘い」といっても、いろいろある。人からの誘いは当然として、「心の内側からふと出る誘い」もある。今年の極めつきは「蝶(アサギマダラ)に誘いに乗る」だった。

結果は今のところ上々である。徐々に視点が広がっている印象があるからだ。今年、ご縁のあった方たち、場所、そして、蝶々に感謝である。

12月を祝月にする方法

話を元に戻そう。12月を憂鬱な月にするのではなく、お祝いの月にする方法である。

自分の1年、1月から12月まで、たとえば、3ヶ月ごとぐらいに区切って考えてみたら、何もやっていない、というのは事実ではないことに気づくてあろう。気づいたら、自分がやったことも事実を、ただ静かに心の中で「よくがんばりました」と自分で自分をねぎらおう。そして、できれば、自分自身についてどんな新しい学びがあったかを言語化してみよう。自分自身についての学びは、世間によくある無味乾燥な学びではない。自分自身についての学びは、誰にとってもそれ自体が喜びである、というのが私の信条である。

これで12月は祝月になる。ついでに、来年をどんな年にするのか、その展望もひらけるのではなかろうか。


高橋左

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