変えられる感情と変えられない感情を見極める〜感情のマネジメントのコツ

【質問】感情に流されるのはしょうがないよね?

なおみん

ああ、また楽な方に流されてしまった〜
私、感情に流されやすいねん。


高橋右

そういう人多いよ〜


なおみん

そやけど、感情てそういうもんやし、しょうがないよね〜


高橋右

私も前は、感情に流されるままやったけど、
最近は違う方法も見つけてるねん!

ということで、今回は感情のマネジメントするコツのうち「変えられるもの」「変えられないもの」に分けることについて、思っていることを話します。

【回答】感情には、「変えられるもの」「変えられないもの」に分けられる

詳しくは動画で答えています。

こんな内容です。

★感情は3つに分けられる
★そのうち一つは、変えられる
★では、どう意識したらよいか

動画字幕書きおこし

私も、若いときは、感情を、
特に意識したこともなく
扱いにくいと、思ったこともなく
流されやすいとも
特に意識したこともなく
ただただ、感情の中にどっぷり浸かって
そのままだったと思います


ですが、コーチングをずっとやっていて
どうやら、感情もコーチングの対象として
扱うといい、と最近は思っています


それで、感情にはマネジメントするコツがあると
最近、思っていることを話します

感情は3つに分けられる


先日、心理療法家のジェフ・ザイク博士の
動画を見ていたら
その中で面白い説明をされてました


それは感情の定義、です
こんなふうに言っています
感情を全部一緒に考えるから難しい
ちょっと分けて考えてみよう
ということです


三つです。エモーションとフィーリングと
ムードに分けよう、ということです。


日本語に分けると
エモーションは、日常生活では
聞かない言葉なんですけども
情動、と訳されます


フィーリングは、日々、私たちが使う
感情と訳していい、と思います


そしてムードは、気分です
この三つに、分けてみるといいと思います


ジェフリー・ザイク博士の話によると
エモーションは一時的なもの
他の研究では、エモーション、情動は
6秒しか続かない
しかも、そのエモーションによって
行動が起こるんですが
それは、何かの方に向かっていくか
何かの方から逃げる方向か
この二つの動きを、人間にさせる
しかも、6秒だということ


面白いなと思ったのは
この情動というエモーションを
持っているのは人間だけじゃない


たとえば「魚」ですね
イワシとか、群れを作って泳いでる
魚にも情動はある
それから、トカゲとか
ああいう爬虫類にも情動はある
それからマンモスにも情動がある
空を飛ぶ鳥にも情動がある


そういう風に何かに向かっていく
何かから離れていく
という行動を起こさせる、情動は
わりと多くの生き物たちが
持っているもの


なぜ持ってると言うと
サバイバルのために
持っていると言われています


次に、フィーリングです。
これを、特に感情と訳しましたが
人間の場合は、起こった情動を
カテゴライズ、分類することができる


これは心地いいぞ、これは嬉しいぞ
これは怖いぞ、これは不安だぞ、と
カテゴライズ、分類できるのが人間で
頭を使って分類したものが、感情だと
ザイク博士は言っています


そしてこの気分、ムードは
もっと長く持続するもので


私は今、ハッピーで盛り上がってる
感じだという気分とか
あるいは、落ち込んでいる気分とか
そういうものだ言われています


この三つの感情、感情の中がさらに
情動、フィーリングという感情と
気分という感情に分けられる


この三つを分けているものが何かと言うと
別の人の定義では、一言で言うと
「持続時間」
だと言っています


情動は6秒しか持ちません
あっという間に消え去ります


そんなばかなと思うかもしれませんけど
よくよく観察していると
本当に自分が逃げるのか
向かっていくを決める
情動は、6秒です


そしてフィーリング、感情は
それより長く続きます
嬉しいとか、悲しいとかです。


ムード、気分は
もっと長く続きます


ものによっては
数日間、続くものもあります
このように情動と感情と気分を
分けるのは持続時間だと言われます。


もう一つ、元々の情動は
お腹の中の感覚から始まるんです。
これは直感っていうのか
情動が起こるときは
お腹の中の感覚を必ず伴います


それで、これがフィーリングになると
その起こった感覚に人間は分類という
解釈を施すわけですから
ここに頭の作用が入るのが
フィーリングです。


そして、頭の作用をもっと増やして、
薄まった情動を、繰り返し起こさせるもの
そういうものが気分と言われるもので、
気分=ムードは、頭の中の動きの
パターンが占める割合が増えるイメージです


簡単にまとめますと
エモーションは情動で
サバイバルと関係があります
これは変えられないものです
生物として生き抜くことは大事です
だからこの情動は変えられません
このまま見ているしかないです

3つの感情のうち、1つは変えられる


これに対してムード=気分ですが
私たちの日本語にも
気分転換という言葉があるように
変えられるものなんですね


皆さんもどうやったら気分転換ができるか
いろいろご存じなんじゃないでしょうか


例えば散歩に行くと
本当に気分が変わりますし
ストレッチをしたら
気分が変わるでしょう
他にも、スポーツをしたり
何か楽しいことをしたりとか
自分なりの気分転換の方法をお持ちの方は
たくさんいらっしゃるんではないでしょうか。


気分は、変えられることを
思い出してもらえたらと思います

感情をどのように意識したらよいか


なので感情のマネジメントでは
変えられるもの
変えられないものを分けるとき
3つに分けるということなんですね
エモーション=情動、フィーリング=感情
そしてムード=気分です

情動は非常に強く、サバイバルと
関係するので、これは変えられません

でも6秒です
6秒たったら、なくなっていくものです

本当にそれが命の危険と関係ある情動であれば
気づけば行動しているでしょう


そして命の次に大事な、例えば価値観とか
プライドとか、大事なものとか、信念などが
揺るがされたんだとしたら


6秒待ってもらって
本当に自分はこれに対して
どんな反応を起こすのがいいかと
考え直すチャンスはあります


それから気分というものは
場合によっては数時間から
何日間も持続するわけなんですけども
これは、その気分を変える方法が色々あります


なので今自分の内側で起こっていることが
情動なのか、気分なのかを意識して
それによって対応法を変えてみるのはいかがでしょうか

電子書籍「苦手なあの人との仕事が劇的に楽になる『Google発』基本のマインドフルネスと5つの耐性アップ法」

あなた自身に、そして、あなたの大切な方に贈ります。

マインドフルネス電子ブック電子書籍ダウンロードはこちら(無料)>