強い感情には2つのスイッチがある〜感情のマネジメントのコツ

高橋右

感情のマネジメント・シリーズ、続いています。

今回は、私たちの内側にあるスイッチについて、です


なおみん

スイッチって、入れると電気がパチっとつくような、スイッチのこと?


高橋右

そうやねん。そしてこっちのスイッチは、入れると行動がバッと起こる、そんな私たちの内側にあるスイッチやなぁ

【テーマ】強い感情には2つのスイッチがある。生存サバイバル・スイッチと価値観サバイバル・スイッチである。


ということで、今回は、
私たちがつい反応してまう、
強い感情には2つのスイッチがあって、

その2つとは、
生存サバイバル・スイッチと価値観サバイバル・スイッチだ、
という話をします。

どんな方の役に立つか?

こんな方の役に立ちます

対人支援者で、相手の感情の状態も意識したサポートをしたい方
自分自身とうまくつきあいたい方

得られるものは「違いがわかる私」

ですので、もし誰かのサポートをするとか
自分自身の状態についてセルフ・コーチングする時などに

今、相手や、自分が感じている強い感情が、
何をきっかけに引き起こされているのか
理解するのに役立つ視点が
生存サバイバル・スイッチと価値観サバイバル・スイッチです。

この2つのスイッチの違いを知っていただき
感情マネジメントの
参考にしてもらえたらと思います。

動画で見る

動画の概要

誰にでも、強い感情が起こる。感情に振り回されるのはイヤかもしれないが
それは、サバイバルのために必要な、「生き物」としてのしくみなのです。

たとえば、今ここに車が突っ込んできたとき、これに即座に反応して、身をかわすことは、生きていく上で、とても大事なしくみですよね。

そのようなしくみを、ここでは「サバイバル・スイッチ」と呼ぶことにします。
今の例では、命に関わることなので、さらに「生存サバイバル・スイッチ」と呼ぶことにします。

ここで私たちが取り上げたいのは、そのような「生き」「死に」に関わるような生存サバイバル・スイッチではありません。

たとえば、ミーティングなどで、そこにいる人から「あなたの言っていることは、全く意味不明だ」と言われたとします。

「意味不明とはなんだ!」とか怒鳴りかえしたくなったりしませんか?

これは、感情知性の考え方では「自分が大事にしている「価値観」などが否定された」と感じるから入るサバイバル・スイッチです。 

自分を大事にしていることを否定されるって、大変なことですよね。でうすから、ここでは「価値観サバイバル・スイッチ」と呼ぶことにします。

ここからがポイントです。

「意味不明とはなんだ!」といわれて、どんなに怒鳴りかえしたくなったとしても、実際に怒鳴ってしまうと、いろいろと困ったことが起こることは、想像できますよね。

では、どうすればいいのか?我慢するべきなのか?

コーチングではそのようには考えません。
ベストな解決策は他にあると考えます。
これについては、長くなるので、また別の回に話します。

ここでは、まず、強い感情は2つのスイッチに繋がっている
一つは「生存サバイバル・スイッチ」もう一つは「価値観サバイバル・スイッチ」

そして、感情のマネジメントのポイントは
「価値観サバイバル・スイッチ」をどう扱うか、にあるのです。

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