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46. 自分という「最高のチーム」に出会い、仲良くなる〜ワークショップ報告〜

現代の人間馬車説
目次

「自分軸」という重荷を下ろして

「もっと自分軸をしっかり持たなきゃ」 「ブレない自分になりたい」

対人支援の現場やコーチングのセッションで、そんな切実な声をよく耳にします。 私自身も、かつては「たった一本の、動かしてはいけない棒」のような正解を探していた時期がありました。

でも、最近思うのです。 私たちは本当に、たった一つの「固まった自分」である必要があるのでしょうか。

先日開催したワークショップ**『自分という「最高のチーム」に出会い、仲良くなる。』**では、そんな問いを胸に、合計19名の探究者の皆さんと共に深い時間を過ごしました。

私たちは一人ではなく「システム」である

今回のワークショップのベースにあるのは、マインドフルネスと「人間馬車説」です。

私たちは、まるで性格の違う複数の馬たち(感情やエネルギー)が一緒に走っている馬車のような存在です。

  • 「もっと頑張れ!」と急かす管理者な馬
  • 不安で立ち止まってしまう馬
  • 傷つかないように誰かを遠ざける門番のような馬

どれか一つが本当の自分なのではなく、これらすべてがあなたという人生の馬車を走らせる大切な「チーム」の一員。

大切なのは、特定の馬を排除することではなく、リーダーである「御者(Self)」が、好奇心と思いやりを持って手綱を握り、彼らと対話することです。

身体が教えてくれる、自己受容の瞬間

ワークショップでは、自分の中にいる「管理者」や「追放された自分」といったパーツを擬人化し、その子がどんなポーズをしているか身体で表現したり、ペアワークでそのパーツを演じ合ったりする体験を行いました。

頭で考える「分析」ではなく、身体感覚からアプローチしていく。 すると、会場(Zoom画面越しであっても)の空気がふっと緩む瞬間が何度も訪れました。

参加者の皆さんからいただいた感想を一部ご紹介します。

「呼吸が浅く、管理者が支配していた感じでしたが、他のパーツの存在を知り、Selfの立場で見ることで背中の痛みや強張りが溶けていきました

「相手に自分のパーツを演じてもらって言葉を交わしたとき、自分が欲しかった言葉を聴けて、涙が滲みました

「ワークショップ前は右肩の痛みがしんどかったのですが、終わった今は痛みが軽減しています

「自分の中に、10歳の頃に閉じ込めた『おてんばな自分』がいることに気づけました。会えてよかった、お帰り!という気持ちです

「正そう」とするのをやめて、ただ「そこにいたんだね」と興味を持って眺める。 それだけで、長年抱えていた身体の強張りが解け、自分との和解が始まる。そのプロセスは、ファシリテーターである私自身も、深く胸を打たれるものでした。

評価の視線から、好奇心の視線へ

「コーチングを学んでいるのに、まだこんなことで悩んでいる」 「自分軸が定まらないから動けない」

そんなふうに自分をジャッジしてしまう時、手綱はパンパンに張っています。

でも、マインドフルネスという「手綱」を緩め、身体の声を聴いてみてください。 どんなに厄介に見える感情(馬)も、実はあなたを守ろうとして一生懸命走ってくれています。

「自分を一つにまとめなくていい」 「矛盾したままで、最高のチームになれる」

今回のワークショップを通じて、参加者の皆さんの表情が柔らかくなっていくのを拝見し、この「御者(Self)」の視点こそが、現代の私たちに最も必要な休息であり、力になるのだと再確認しました。

これからも共に探究を続けませんか

自分というチームと仲良くなる旅は、これからも続いていきます。 今回ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

この感覚を日常の人間関係や、自分自身への眼差しにどう活かしていけるか。 これからも「EQ統合システム」という場を通じて、皆さんと共に探究を深めていけることを楽しみにしています。


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