タイの洞窟で少年達を救った、瞑想とコンパッション

タイの洞窟で行方不明になっていた13名のサッカー少年が全員無事に救出されたことはご存知の方も多いと思います。

真っ暗闇の洞窟の中で、2週間も、水も食事もほとんどない中、どのような心持ちで彼らが過ごしたのか、想像するのも難しいですね。

信じられないがんばりです。

そんな中、救出されるまで、13名の少年たちは瞑想をしていた、ということが報道されました。

彼らと共にいた、サッカーのコーチが8年間の仏教修行をしており、瞑想を少年たちに教えたとのことです。

そこで今、瞑想に注目が集まっているようですね。

確かに瞑想も今回の全員救出の大きな要素だったと思います。

なぜなら瞑想には、不安や心配をやり過ごすことができる、という一面があるからです。

日本に、良寛さんと言うお坊さんがいました。
良寛さんは禅僧です。

彼が71歳のとき、大きな地震があって
1,000人以上の方が亡くなりました。

安否を尋ねる友達からの手紙に対し、良寛さんは

「地震は本当に大変でした。いきなり死ぬような目にあいながら生きながらえましたが、この惨状はいかにも辛いです。

とはいえ、人は、災難にあってしまったときは、いっそ災難を静かに受け入れることをすすめます。これが意外と災難をのがれるコツなんですよ」

という返事を書いています。
(文章は現代風に訳しています)

今回は瞑想が、災難を広げることを防いだのかも知れません。

さらに、今回の救出を成功させたのは
コーチが「なんとしても子供たちを守ろう」としたこと。

そして、世界中から集まったプロのダイバーたち、さらに1000人以上を集めた救出作戦。

あるイギリスのプロダイバーは、こう言っています。

「少年たちに出会ったとき、『君たちはとても強い』と声をかけた」

「私たちは、あらゆることを計算し、とてもに落ち着いてやりました。
ヒーローであることとはまったく逆です」

これら人たちの思いと具体的な行動があったからこその成功でした。

この「行動をともなう思い」こそ、コンパッションですね。

瞑想とコンパッション、両方がうまく組み合わさって全員生還につながったのだと思います。

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